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「観覧車が見える街」

映画『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』
舞台にもなった南4条電車通りと路面電車。


最後に俺(大泉洋)と高田(松田龍平)がススキノ交差点を眼下に語り合うシーンが、確かこの辺りのビルの屋上だったような。


札幌を拠点に活躍する“七つの顔を持つ男”こと名古屋有司さんの今回の作品「観覧車が見える街」は、
夕暮れ後の小雪舞うススキノ電車通りが舞台。


人通りの多い都心のススキノ界隈。


ベレー帽にサングラス姿に身を隠し、懐炉を暖め
ラフィラの前に腰を下ろし制作されたのかと思いきや、
そこはやはり“七つの顔を持つ男 in 札幌”


デジアナ・ミックスの独自の画法で、雪まみれ、人まみれに合うことなくアトリエ内で色調鮮やかな作品に仕上げられました。


細やかな描写はさることながら、実写風景とは趣を異にする構図や色合い、
さらに年の瀬を連想させる電車広告など
個性豊かな作風にご本人の札幌へのこだわりを感じます。


会場は、中央区北1条西3丁目中通の「札幌時計台ギャラリー」3F。


今週、5月26日から31日まで
「第10回すてきな仲間展」にて水彩サークルの方達の
数多くの作品とともに展示されています。


札幌都心部の喧噪の中において、出展者の方々の
水彩画に込められた思いと心が味わえる素敵な空間です。