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A letter from Canada.

1993年の帰国以来、毎年12月にグリーティング・カードを送っていたカナダ国エドモントン市在住のレスリー・グリーン氏。

 

昨日、ご本人ではなく、奥様からのお手紙が届きました。

 

日本向けの郵便ということで、わざわざ純和風の封筒と便せんを使われていました。手書きの文面には、11月26日にご夫妻でシンフォニー・コンサートを聴きに行った際に会場でご主人が倒れられ、そのまま息を引き取られたとのこと。

 

レスリー・グリーン博士、享年91歳。

 

私のアルバータ大学留学中に学位論文の担当教官としてお世話になった国際人道法の国際的な権威であり、
いつも懇切丁寧に指導していただいた恩師です。

 

ユーモラスな中にも語る口調は熱く、第2次世界大戦中はイギリス軍の情報武官として対日戦に望み、
終戦後は法律家として国際法廷の舞台も経験されたアカデミシャンです。

 

地元紙のエドモントン・ジャーナルにも弔いの記事が大きく掲載され、
国内外における氏の幅広い功績を賞賛していました。

 

氏のご逝去にあたり、在学中の心温まるご教示に感謝するとともに、心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

ありがとうございました。


Dear Dr. L.C. Green,

 

Hearing from your wife, Lillian,
I have learnt with the deepest grief that you passed away on Nov. 26th.

 

During my study at U of A, almost two decades ago,
I remember that you had been always humorous and energetic at classes.

 

It is a great honor for me to have received an academic advice and support from you,
in particular, for my works of dissertation.

 

Now I learnt this sad news , on the website,
via Edmonton Journal and in memoriam of U of A.

 

I understand everyone concerned admire your works and contributions
on the international community.

 

Allow me to extend my sincere gratitude and condolence in person.

 

Hiroshi Morita LL.M